ビッグバン理論 対 定常宇宙論

定常宇宙論

1948年、イギリスのヘルマン・ボンディ、トマス・ゴールド、フレッド・ホイルらが提唱した定常宇宙論とは、ジョージ・ガモフのビッグバン宇宙論に対し、宇宙は時間とともに変化しない。膨張はしつつも希薄になる分の新しい物質が絶えず無からつくられ宇宙の密度を不変に保つ。ビッグバン宇宙論で最大の問題点であった宇宙誕生の考えが不必要という大きな特徴がある。

フレッド・ホイル

1915年生まれのイギリスの天文学者。SF作家としても名を馳せており、ビッグバン宇宙論に対して、宇宙は永久不変で一定一様のものとする定常宇宙論を提唱した1人。ビッグバン宇宙論の有力な証拠となった宇宙背景放射の発見により理論が通らなくなるが、最期まで研究をやめることはなかったという。

トーマス・ゴールド

1920年オーストラリア生まれのアメリカ天文物理学者。1948年フレッド・ホイル、ヘルマン・ボンディらと共同で宇宙は時間とともに変化しないことを主張する定常宇宙論を提唱した。他にも石油、天然ガスなどの地下資源は化石燃料ではなく無尽蔵に発生するという”地底高熱生物圏”など独自の観点から革命的仮説も提唱している。